ツーバイフォー(2×4)の由来は?



ツーバイフォー工法(2×4):
日本の正式名称は、<枠組壁工法(わくぐみかべこうほう)> となっています。

大雑把ですが、
構造木材に構造用合板を打ち付けた壁等で、箱型の空間を作って
建築していきます。

台風や地震に構造上強いと言われ、断熱性能の良さもあり、少しずつですが
日本でのシェアも増えているようです。


通称のツーバイフォー(2×4)の由来ですが、

 構造木材でよく使う寸法が
    2×4(ツーバイフォー) だからです。
 これは本当ですが、・・・・

 実は流通している製材の実寸は、
 2インチ×4インチ(50.8mm×101.6mm)ではありません。

 ・204 呼称寸法:2×4  乾燥材実寸:38× 89mm (1-1/2×3-1/2インチ)
 ・206 呼称寸法:2×6  乾燥材実寸:38×140mm (1-1/2×5-1/2インチ)
 ・208 呼称寸法:2×8  乾燥材実寸:38×184mm (1-1/2×7-1/4インチ)
 ・210 呼称寸法:2×10 乾燥材実寸:38×235mm (1-1/2×9-1/4インチ)
 ・212 呼称寸法:2×12 乾燥材実寸:38×286mm (1-1/2×11-1/4インチ)


 となっています。

 1/2インチから3/4インチ程度小さくなっています。

 (過去の木材の高騰から大人の事情?でそうなったとか、
  原木からの切り出しは2×4インチだけど、乾燥、面取りすると、
  このサイズになるという話もあります。)

 でも、この実寸は、日本だけでなく、アメリカ、カナダでも
 厳格に規格統一されていますので、ご安心を。


補足:構造木材としましたが、構造用製材でディメンションランバーとも言います。

余談ですが、
 2×4を使って建てた家が、2×4の家、
 2×6を使って建てた家が、2×6の家と言えますが、
 そのサイズしか使わないという意味ではなく、必要強度に応じて、
 床根太や梁などには、2×8や、2×10とか、2×12を使います。
 3階建てだと、上の階は2×4で、下の階は2×6で建てる場合もあります。