木材のプチ用語


・無垢材(むくざい)
 天然木の一枚板など。 合板のように張り合わせた板ではない。
 無垢は木の本来の風合いがある一方、ひびや反りが起こりやすい。

・杢(もく)
 木目の紋様をいいます。 特に美しく装飾性に富んだものをさします。
 鳥眼杢(バ-ズアイ): 小鳥の目のような小さい斑点が散らばった模様、
 玉杢(たまもく): 比較的大きな同心円の模様など・・・
 模様によっても呼び名があり、珍重されています。

・節(ふし、ノッティ)
 木の枝があった部分。
 生節(いきぶし): 製材後も周りの組織と連結していて分離していない節。
 死節(しにぶし): 反対に周りの組織と連結しておらず、抜けやすい節。

・無節(むぶし)
 節の無い木材。 削りすぎると節が出る事があります。
 三面が無節の場合「三方無節」と言います。

・含水率(がんすいりつ)
 木材が含んでいる水分量の割合になります。
 日本における平衡含水率は一般に屋外で15%、屋内は12%と言われています。
 エアコンがきいた部屋では10%を切ることもあります。

・柾目(まさめ)
 板状の木材の木目が直線状の平行な縞模様となって現れたもの。
 ソリッドの状態でも反りにくい。

・板目(いため)
 板状の木材の木目が波状になって現れたもの。
 山形やタケノコ形の木目が現れて見た目も美しいが、反りやすい。

・木口(こぐち)
 製材された木材の切断面で、繊維に対して直角に切ったときの断面。
 木口からの乾燥がもっとも激しいので、木口にはヒビが入りやすい。
 一般に切断面や切り口には「小口」を使うが、木材では「木口」が用いられる。


※原木の種類などにより表現が異なる場合があります。