ツーバイフォー(2×4)の由来は?

ツーバイフォー工法(2×4):
日本の正式名称は、<枠組壁工法(わくぐみかべこうほう)> となっています。
大雑把ですが、
構造木材に構造用合板を打ち付けた壁等で、箱型の空間を作って
建築していきます。
台風や地震に構造上強いと言われ、断熱性能の良さもあり、少しずつですが
日本でのシェアも増えているようです。
◇ 通称のツーバイフォー(2×4)の由来ですが、
構造木材でよく使う寸法が
2×4(ツーバイフォー) だからです。 これは本当ですが、・・・・
実は流通している製材の実寸は、
2インチ×4インチ(50.8mm×101.6mm)ではありません。
・204 呼称寸法:2×4 乾燥材実寸:38× 89mm (1-1/2×3-1/2インチ)
・206 呼称寸法:2×6 乾燥材実寸:38×140mm (1-1/2×5-1/2インチ)
・208 呼称寸法:2×8 乾燥材実寸:38×184mm (1-1/2×7-1/4インチ)
・210 呼称寸法:2×10 乾燥材実寸:38×235mm (1-1/2×9-1/4インチ)
・212 呼称寸法:2×12 乾燥材実寸:38×286mm (1-1/2×11-1/4インチ)
となっています。
1/2インチから3/4インチ程度小さくなっています。
(過去の木材の高騰から大人の事情?でそうなったとか、
原木からの切り出しは2×4インチだけど、乾燥、面取りすると、
このサイズになるという話もあります。)
でも、この実寸は、日本だけでなく、アメリカ、カナダでも
厳格に規格統一されていますので、ご安心を。
補足:構造木材としましたが、構造用製材でディメンションランバーとも言います。
余談ですが、
2×4を使って建てた家が、2×4の家、
2×6を使って建てた家が、2×6の家と言えますが、
そのサイズしか使わないという意味ではなく、必要強度に応じて、
床根太や梁などには、2×8や、2×10とか、2×12を使います。
3階建てだと、上の階は2×4で、下の階は2×6で建てる場合もあります。